朝ドラのね。
今はコロナのせいで、再放送になっちゃってるけど。
本編のほう、途中までしか観てなかったのよ。うたが、泣く泣く椿姫を諦めて降板し、もう赤ちゃん生まれる!ってとこまで。
ドラマだのアニメだの、観るときはトトトーッと続けて見るんだけど、一度止まるとなんか観なくなる。
いい加減観よう!今日は観よう!
と、夕べ帰ってから、観た!!
裕一のお父さん、三郎が亡くなる週。
勿論涙ボロボロ。
観終わってからも、本気の嗚咽が止まらなくて。
父親の死が近い、その直前の家族の空気。家の空気。空間。
あんなにちゃんと言いたいこと言える??
私は3月の、父さんの、心臓の2回目の手術をする前の晩の、父さんの病室に一緒に泊まった時を思い出していた。
少なくとも、命のかかった大きい手術。
もしも、がないとも限らない。
この夜が、もしも最後だったら…………?
考えたくなくても、よぎってしまう。
かといって、何が言えたか?
何を話せたか?
何も話せやしなかった。
父さんは苦しんでいて、早く楽になりたいとすら言っていて、何を言えたか。
小さく、そんなこと言わないで、大丈夫だよ、としか。眉間にしわ寄せて弱く笑いながら……。
あれはドラマだからね。
それぞれきちんと、言いたいことを伝えて、きちんとお父さんを皆で看取って。
でも現実はそうじゃない。こともある。
そしてその時は、遠くはないのだ。
そういうことを思い出した。
そして、そうかぁ、これだからなぁんか観る手が出なかったんだな。と思った。
なんか、あるよね、そーゆーの。
本や何かや、見たり聞いたり、するタイミングって、割と何かある。不思議。
おかけで。
翌朝の、今。
まぶたはしっかり腫れぼったい(笑)