もっと笑顔で。
いつも会う人が、段々、私と会うときに笑顔じゃなくなっていくことに気付く。
かなしいことだ。
それは、私の無表情がうつってる気がして、
それ以外にも理由はあるけど、笑って欲しい人が表情を失くしている、
それはかなしい。
自分、てものがないといつも不安だったから、
周りは敵ばっかりだと思っていたんだ。
閉じている。
もう開いていいって。
いい年して、ですが。
自分の笑顔で、人が笑顔になってくれたら
嬉しいよね。
大黒摩季さんの本の最後のところに、
そんなような言葉があった。
「結局、私がいつも元気で笑顔でいたら、
みんな喜ぶ気がします」
そう、昔、キャラメルの芝居を観に行くと、笑顔になった。
終わって帰りの電車に乗る頃にはあっという間に、
日常のいつもの仏頂面に戻ってしまったとしても、
芝居のことを考えると笑顔になれた。
演劇って、そういうことだよね、と思う。
観に来てくれた人が、そのときだけでも、日常と離れて、
笑ったり泣いたりしてくれたら、それで充分で。
そういうことをしてこれたかな?少しは。
今までの舞台の中で・・・
そしてそれは、もっといつもから出来ることなんだよ、って、
分かってたけど、分かってなかった、かな。
自分の気持ちばっかり優先して生きてきた。
ああ三つ子の魂百まで、とはおそろしい。
親の背中を見て子は育つのだ。
育っちゃったから、修正しないとね。
人の顔色気にするあまり、自分がない、と思っていたけど、
違ったんだね。
逆に、頑固なほどの自分が奥深くにいる。
ヘンに守らなくても、充分頑固だから、ちょっとやそっとじゃ変わりやしない。
だから、大丈夫、もっと、周りを。
手始めに、笑顔を、努力目標にします。