はじめまして、わみです

劇団東京トライアングル所属、和田和美@わみの個人ブログです!

暑い・・・

 ですなあ毎日・・・。
 今日はオフだ。さて何しようかな、と。
 そういうとき、大抵、ぼーーーっとするんでなければ、家の中の片付けとレイアウトをいじくったり、捨て切れない雑貨の判定を行ったり。レイアウトをいじると言っても、部屋の中を眺めて、あれをこうしたらああなるな、したらあっちをああするとああだから・・・うんぬん。でやってみて「ダメだ・・・」と元に戻したり。そんな作業の模索を頭の中でやってたりする。あ、つまり、ぼ〜〜っとしてる?
いい加減、引越屋の団ボールはやめて、収納するものに入れたいよなあ。10分くらい歩いた所にホームセンターがあるが、車がないから、大きいものは買えないし・・・ふう。

 もうまもなく、後輩たちの上演実習の舞台も始まる。1本目の子たち。私たちの頃のように自分たちでやりたいものを決めたのではなく、与えられた台本に取り組んでいる。内容はまだ知らないけど、果たしてどう仕上がるのかなあ・・・。(稽古も見に行ってないし!・・・ごめんね)


 J・トレンツ・リャド という作家の絵画を持っている。
 以前公務員をやっていたので、その成りたての当時、買えるな、と思って買ったものである。買った当時、親にそりゃあまあ怒られた。「身分違いでしょ!何考えてるの!」って。身分違い・・・当時、「どこの少女漫画ですか?」とは思ったが、まあ、唐突に車が買える値段の絵画を買ったとなれば、そりゃ何考えてるんだ、とは言われるわな。

 でもね、後悔なんかしてないんだよ。この絵を持ってることで。
 そりゃ、「車買えるのか〜〜」とは思うこともあるけど。それがイコール後悔、では、ないのだな。うん。



 今日、久し振りに、その絵画を開けてみた。
 やっぱり、この迫り来るものに、後悔なんか微塵も感じない。
 普段、包みにくるんで置いてあるので、見よう、と思うときにしか開けないのだ。そもそも余ってる壁面もないし。いや、あったとしても、いつも見えるようになっていたら、慣れてしまう。それだけは避けたい。日常にはしたくない。

 J・トレンツ・リャド。

 スペインはジベルニー、マジョルカ島にての作品が多い。
 私も、勤勉に調べてはいないので、知っている知識はこのくらい。いつか、マジョルカ島には行ってみたい、と思っているくらい。

 持っているのは、『ジベルニーの花』という作品。


 

 でも本当に欲しかったのは、『グラナダ
 (別の名を『フラグメント』というのかな?)



 とにかく、たまたま新聞の折り込みで、このリャドの追悼展の広告を見つけて行った時に、初めて出会ったんだ。この『グラナダ』に。その初めて行った追悼展では見るだけだった。次に行ったときには、その『グラナダ』は高くて、でも『ジベルニーの花』は、務めていたんで、買える、と思ったんだ。それで買った。ローンで。
親に怒られた。でも構わなかった。
 おかんも絵は好きなんだ。考えてみれば、おかんはこれをまじまじと、見たことがあっただろうか?ない気がする。一度見てみてよ。少しは、この絵が欲しかった気持ちが分ってもらえないだろうか?と、甘く思ってみたりする。


 今日久し振りに見た。
 いつも布を被せているので、見ていないんだ。

 やっぱり、後悔なんてないよ。



 あの、水の音。
 本当はグラナダが欲しかったということも含めて、あれを目の前にしたときに浮かぶもの。
 水の音。
 水の色。
 しぶき。
 ほんの少しの花の色。その存在感。
 瀧の向こうの空の色。




 なんて色だろう、と思う。


 愛してやまないもの。


 いつまでも変わらない、その存在感。
 愛してやまないもの。
 愛してやまないもの。







 変わってしまうものは愛せないのか・・・・・・・・・・・・・・・・・



 涙が流れるような絵画を持っている幸せ・・・・・・?????